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書評コーナー

薬のチェックは命のチェックで取り上げた書籍を紹介しています。

季刊誌6号より

医者が薬を疑うとき

別府宏圀 著/亜紀書房

医者が薬を疑うとき

スモンと出会い、薬害裁判で患者や弁護士との議論を交わす中で、「自分たち医者がどれだけ特殊で、世間一般の常識が通用しない世界に住んでいるかを改めて思い知らされるとともに、患者の視点で病気を見直すことの必要性を教えてもらった。」この言葉がその後の著者の、また本書の原典になっている。

序章:やくざ医師と呼ばれて 第1章:もらった薬で医師が分かる 第2章:怪しい薬を追い詰める 第3章:医者の反省に終わりなし、の4部構成。自身の失敗談も随所に折り込みながら、誤りから学ぶ、患者から学ぶ、死から学ぶ方法、医師としてあるべき姿が述べられている。著者は医師・薬剤師向け独立医薬品情報誌「TIP]編集長。


■四六判263ページ/ ¥1,800 (税別)/2002年2月20日発行

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