PPA等交感神経刺激剤を含有する製剤は使用中止を 医薬ビジランスセンターNPOJIP |
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エール大学の「フェニルプロパノールアミン(PPA)と脳出血の危険性」と題する最新の研究報告を受けて、FDAではPPA(交感神経刺激剤の一種)を含有する製剤の販売を中止するように11月6日、製薬企業に対して要請した。この研究ではPPAを使用した女性において、脳出血の危険が2倍(食欲低下剤として使用すると16倍)高くなることが示されたものである。そして、脳出血の危険性は極めて低いけれども、だれに出血が起きるか予測不可能なこと、代替薬剤があること、使用目的の病気の程度から考えて危険性は許容できないことなどから、上記のような措置を講ずることにした。 調査結果の概要・・女性では脳出血の危険が2倍 ダン・リッチだけでなくフスコデ等咳止めも危険 脳出血だけでなく心筋梗塞等、梗塞性疾患の危険も 若年者よりも、高齢者でより危険 代替薬剤は? |
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FDA Talk Paperより FDAは本日(2000年11月6日)PPAによる脳内出血の危険性についての公衆衛生施策に関する勧告を発表しました。 公衆衛生勧告、脳卒中の研究結果とPPAのこれまでの経緯についてはFDAのホームページ www.fda.gov/cder/drug/infopage/ppa/default.htmを参照してください。 |
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Q:FDAが今回どんな活動を発表したって? Q:PPAってなに? Q:何年も使用されてきたのになぜ危険なんですか? Q:PPAが入った製品を使うとより危険が起こりやすい人はどのような人ですか? Q:どんなくすりにPPAが含まれているのですか? Q:私の家族はずっとPPAを含んでいる製品を使いつづけています。危険でしょうか? Q:PPAの入ったくすりの代わりになるような他のくすりはありますか? Q:一般市販薬にPPAが入っているかどうかは、どうすればわかりますか? Q:医師に処方されるかぜぐすりや咳止め、鼻腔充血除去剤にPPAが含まれているかどうかは、どうすればわかりますか? Q:くすりについての問い合わせはどこにすればよいのですか? Q:PPAによる副作用があった場合は、どうやって知らせればいいのですか? 有害事象(副作用)を報告するには: 1.FDAのホームページを利用する か 2.国番号1+1−800−332−1088に電話してください。 |