(2016.07.26号)

『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No173

英文総説論文
タミフルによる遅発型反応の機序アクセスフリー

速報版No170で予告していましたが、タミフルによる遅発性反応の機序に関する英文総説論文が、Free Accessとなりました。

Hama R. The mechanisms of delayed-onset type adverse reactions to oseltamivir Infect Dis (Lond).  2016 Sep;48(9):651-60. doi: 10.1080/23744235.2016.1189592. Epub 2016 Jun 2
第2総説「オセルタミビルの遅発型 害反応の発症機序」日本語訳(参考文献別)(Free)
第2総説英文原文は、こちらから  (html版 Free) (pdf版 Free)

すでにOpenAccessとなっている下記、突発型反応の機序とともに、お読みください。
Hama R, Bennett C. The mechanisms of sudden-onset type adverse reactions to oseltamivir Version of Record online: 30 JUN 2016. DOI: 10.1111/ane.12629  (html版 Free) (pdf版 Free)
第1総説「オセルタミビルの突発型 害反応の発症機序」日本語訳(参考文献付)(Free)

遅発型反応の機序については、タミフルなどノイラミニダーゼ阻害剤が、ウイルスを減少させることで効いている、という一般的な常識を覆し、 人の体内の免疫を抑制することで効果があるのだ、ということにつながる重要な内容を解説しています。

また、本来効いて欲しいハイリスクの人ほど、危険であることにつながるという、とても重要な内容を含んでいます。

じっくりとごらんください。


市民患者が「ほんまもん」の情報を持つことが真の改革につながる
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