速報版No170で予告していましたが、タミフルによる遅発性反応の機序に関する英文総説論文が、Free Accessとなりました。
Hama R. The mechanisms of delayed-onset type adverse reactions to oseltamivir Infect Dis (Lond). 2016 Sep;48(9):651-60. doi: 10.1080/23744235.2016.1189592. Epub 2016 Jun 2
第2総説「オセルタミビルの遅発型 害反応の発症機序」日本語訳(参考文献別)(Free)
第2総説英文原文は、こちらから (html版 Free) (pdf版 Free)
すでにOpenAccessとなっている下記、突発型反応の機序とともに、お読みください。
Hama R, Bennett C. The mechanisms of sudden-onset type adverse reactions to oseltamivir Version of Record online: 30 JUN 2016. DOI: 10.1111/ane.12629 (html版 Free) (pdf版 Free)
第1総説「オセルタミビルの突発型 害反応の発症機序」日本語訳(参考文献付)(Free)
遅発型反応の機序については、タミフルなどノイラミニダーゼ阻害剤が、ウイルスを減少させることで効いている、という一般的な常識を覆し、 人の体内の免疫を抑制することで効果があるのだ、ということにつながる重要な内容を解説しています。
また、本来効いて欲しいハイリスクの人ほど、危険であることにつながるという、とても重要な内容を含んでいます。
じっくりとごらんください。