編 集:
坂口啓子/浜 六郎
発行所:
特定非営利活動法人
医薬ビジランスセンター
本書の概要
「コレステロールは悪玉じゃない」「命のチェック」季刊誌第2号
TIP(The Informed Prescriber)誌2001年3月号の紹介記事より抜粋
「患者が正しい情報を手にすることが、現状打開の最大の力になる」 医療の消費者である患者・市民と医療関係者とが学び合い、語り合う共通の場として創刊した薬の情報誌「薬のチェックは命のチェック」の第2号です。 提携誌のTIP誌同様、広告は一切ありません. コレステロールは悪玉の最たるもののように受け止められていますが、実は、コレステロールそのものが善玉なのです。体には不可欠のもので、日本人は240〜280程度が一番長生きです.220以上の人を病気とし、治療の対象に考え、コレステロールを抑える動脈硬化学会の規準どおりに低くすると「ガン」も「死亡」も増えます(180未満にすると2〜3倍に増えます)。 どうしてそうなるのか。そのメカニズムについてもわかりやすく解説しました。 危険な現在の治療方法を改善するには、現在の常識を打ち破る必要があります。そのためには、まず、医療提供者、もしくは医療消費者である、あなたご自身が納得していただかなければなりません。ただし、これまでの常識があまりにも浸透しているので、なかなか納得しがたい事かもしれません。しかし、コレステロール低下剤の開発とその結果に関しては、現医薬ビジランスセンター理事長 浜 六郎が医師になって間もなくの頃から取り組んできた問題であり、TIP誌でも、また医薬ビジランスセンターとしても詳細に分析・検討してきました。自信を持って問題点の数々を指摘しております。
内 容
■特集 コレステロール
糖尿病 排尿障害・勃起障害 木元 康介
■トピック O−157
みんなのやさしい生命倫理 谷田 憲俊
医療と大根 春本 幸子
ワシントンDC報告 天野 淑子
新薬承認のカラクリ 他
|