薬のチェックは命のチェック季刊誌 No.6のご案内


仕 様
■B5判 80ページ
■定価:本体1200円+税
■ISBN:4-901402-08-0
■製作:(株)GU企画

ご注文はこちら

編 集:坂口啓子/浜 六郎 発行人:浜 六郎
発行所:特定非営利活動法人医薬ビジランスセンター
本書の概要
 
「薬のチェックは命のチェック」季刊誌 第6号
 「抗生物質 その2」

 頼れる薬ー抗生物質  だが

 抗生物質はたいへん頼りがいのある薬です。肺炎になり、熱が出て呼吸が苦しく、放っておいたら死ぬかも知れない人が抗生物質で助かります。扁桃腺が腫れて膿がベットリと溜まっているような時(急性化膿性扁桃炎)、腎臓に菌が入って発熱する急性腎盂腎炎や、何度もおしっこをしたくなる膀胱炎など、ありふれた病気にも威力を発揮します。
 手術で感染が起きないようにするためにも、感染症の中では一番たいへんな、敗血症の治療にも威力を発揮します。このように抗生物質は不可欠の薬剤だということを、もう一度しっかりと強調しておきたいと思います。

 しかし、抗生物質は今日、あまりにも乱用されすぎています。必要もないのに乱用することで耐性菌ができます。しかも、抗生物質には死ぬような副作用など害も結構あります。ですから、副作用についてもよく知っておいてもらいたいのです。
 そういう現状への警告ということから、「薬のチェックは命のチェック」第5号、6号では、「抗生物質の使用には気をつけろ」という考え方が目立つかも知れません。
 一般には薬のよい面が強調されすぎですし、害には触れていてもあまりにも控えめで本当のことが伝わらない情報が多すぎます。情報のバランスという点からも、抗生物質の害に触れないわけにいきません。今回の特集では、とくにつぎのことに焦点を当ててみました。

(1)手術では直前に、1回だけで可
   ー手術後だらだら使用で耐性菌の被害に会わないため必読ー
(2)抗生物質の「副作用」
(3)個々の抗生物質の説明書

train02a.gif

内 容
■特集 抗生物質 その2
 抗生物質 Q&A            浜 六郎
 共通する重い副作用           大津史子
 比較的よく見られる副作用        
 手術直前1回法の普及を         NPOJIP
 医師へのアンケート           NPOJIP
■連載
  みんなのやさしい生命倫理       谷田憲俊
  リレーエッセイ「薬剤師さんへのエール」春本幸子
  薬害の歴史                  
    スモン(キノホルム中毒被害)   泉 公一
    新薬承認のカラクリ(番外編)       
■新連載
  編集長インタビュー              
■トピック
 喘息吸入剤 ベロテック         NPOJIP

top01.gif