仕 様
■B5判 88ページ
■定価:本体1200円+税
■ISBN:4-901402-09-9
■制作:(株)GU企画
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編 集:坂口啓子/浜 六郎 発行人:浜 六郎
発行所:特定非営利活動法人医薬ビジランスセンター
本書の概要
「薬のチェックは命のチェック」季刊誌 第7号
「必須薬」
あなたの薬
ほんとに必要? 大丈夫??
日常生活でも、これさえあれば、ごくふつうの生活ができるという必需品があります。
大して必要もないのにあったらいいな、などといいかげんな気持ちであれもこれも買っていると、
お金の無駄遣いになって、肝心のものをかいたい時にしわよせがいっていることがあるでしょう。
薬は、生活用品とは違って、専門知識がない一般の方々には本当に必要なものとそうでないものの区別がつきにくいと思います。
「溺れるものはワラをもつかむ」ように、病気で苦しんでいる時、効く可能性があるというだけで、たとえ効くかどうかわからないものでも「金に糸目は付けず」頼りたくなるかも知れません。「XXで◯◯が完治」など、宣伝物か書物か、分からないような本がよく売れていることが、そのような気持ちを一番よく表しているでしょう。
けれども、実際によく効いて欲しい、害が一番少ないものであってほしいと、だれも思うはずです。医療費もばかにはなりません。医療費が増加していて財政を圧迫しているため、病院医院の診療費や薬剤の値段(薬価)が問題にされますが、それよりも、もっと大切なことは、必要のある薬とそうでないものを区別して、不要なものが使われないようにすることではないかと思います。
本誌「薬のチェックは命のチェック」では、具体的な薬について、必須、多くに必要、不要、危険なものを区別して特集してきました。以前の特集を読んだ読者は、それぞれの薬についてだいたいのイメージができてきていると思います。まだの方は、既刊の本誌のいくつかを読んでいただければイメージができるでしょう。そこで今回は、本当に必要な薬とは、一体どんなものなのかを考えてみましょう。
「世界のエッセンシャルドラッグ」翻訳者の一人浜さんに聞いてみました。
内 容
■特集 必須薬
必須薬とは? 不要なものとは? Q&A 浜 六郎
商品名で覚えるのは間違いのもと NPOJIP
■連載
みんなのやさしい生命倫理 谷田憲俊
リレーエッセイ「医療への信仰」 春本幸子
■薬害の歴史
薬害サリドマイド事件のもたらした被害 増山ゆかり
疫学と行政判断 津田敏秀
■トピック
サプリメント(健康補助食品) 寺岡章雄
■NOPJIPの提言 日本でこそ、必須薬の考え方の普及を
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