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血液型が異なれば体内で重大な反応が起き、生命にかかわる。血液型は赤血球表面に分布する多数の抗原成分の有無で決まる。広義には白血球や血小板の型も含まれるが、ふつうは赤血球の型を指す。 輸血による死亡事故が時折報道されるが、赤血球の型が違えば重大な反応が起き、命にかかわる。 輸血が安全にできるよう血液型を合わせるには原則として交叉(こうさ)試験が必要だ。輸血血液の赤血球が受血者の血漿で異常を起こさないかどうか、受血者の赤血球が輸血血液の血漿で異常を起こさないかどうかを確認する。現在ではABO式とRh式以外のまれな抗体を持つ血液が検査で取り除かれるので、適合検査は一部省略できる。 輸血以外でも、妊娠中や出産の場合、血液型が問題になる。Rh−の母親がRh+の子を妊娠したら、母親に抗Rh抗体ができ、その抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、胎児や新生児が重い黄疸(おうだん)になり交換輸血が必要となることが多い。 (日経新聞1998年10月12日付改変) |
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