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皮膚は、真皮という表面のやや硬くて薄い部分と、脂肪の多い皮下の組織から成り立っている。真皮の部分に針を入れて薬液を注入する注射方法が皮内注射である。ツベルクリン反応や、抗生物質の注射の前に過敏症チェックのために実施するのもこの皮内反応を応用したテストで、皮内反応あるいは皮内テストという。 皮内に注射すると、蚊に刺された時のように皮膚の境目がくっきりとプクッと盛り上がる。境目がはっきりしない場合は皮下に入っていることが多い。 ツベルクリン反応では薬液を0.1 ml注入すると直径が8mm程度の膨らみとなる。48時間後の反応を見て、直径10mm以上の発赤ができておれば陽性と判定し、BCGを含めて結核菌にほぼ感染していることを示す(発病とは異なる)。 抗生物質過敏のチェックには、原液の1000分の1の濃度のテスト液0.02mlを皮膚内部に注入して、15分から20分後の反応を見る。20mm以上の発赤や、みみず腫れがあったり、対照(抗生物質を含まない液)よりも大きければ陽性と判定して、その抗生物質は使わないようにする。 薬剤性のショックが起こった後で、原因となった薬を確認する場合にもこの皮内テストを実施する。重いショックでは皮内テストでもショックが起こる場合があるので、安全を期して10万分の1とか、千万分の1の濃度に薄めたものからテストするすることもある。 (日経新聞1999年6月14日付改変) |
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