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star01e.gif ホルター心電図 24時間連続して記録star01e.gif

 

  

  

 通常の心電図で記録する時間は、長くても2〜3分間程度までだが、ホルター心電図では、24時間連続して波形を記録し、その中に少しでも異常がないかどうかを検査する。

 普段は何ともないのに「一時的にフ−ッと意識がなくなる」「箸や茶碗を取り落とす」、足が悪いわけではないのに「時に膝がガクンと折れる」などといった症状のある人は、一時的に脳の働きが鈍った可能性がある。突然、一時的に意識がなくなる原因には、ある種のてんかん、脳の血管のけいれん、心臓の異常の三つの場合が考えられる。

 原因を調べるためには、頭のCTやMRI(血管の異常を調べる)、脳波(てんかんの可能性を調べる)の他、忘れてはならないのがホルター心電図だ。

 この他、夜中など安静にしている時に狭心症が起きる人の発作とその原因を確かめるためにもホルター心電図が必要だ。

 胸に電極を付けて小型のテープレコーダ付き心電計を入れた弁当箱ほどのものを腰に結び付けて、勤務中も寝ている時間も心電図をとっておく。心臓が拍動を休止あるいは停止する洞不全症候群、心臓の本体である心室から出る危険な不整脈がないかどうかや、狭心症独特の波形の有無などを確かめる。

 程度の強い洞不全症候群の人に対しては、器械で刺激を起こして、心臓が止まらないようにしておく処置(人工ペースメーカ)が必要になることがある。

日経新聞1998年5月11日付改編

 

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