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star01e.gif 血液製剤 成分輸血向け、種類多様star01e.gif

 

  

  

  血液中の成分が極端に減少し、放置すれば生命の危険がある場合に一時的に補う方法が輸血である。

 1975年頃までは血液成分を全て使う全血を輸血したが、その後1978年頃から、必要な成分だけの成分輸血が始まり、1980年代になって、急速に切り換わった。

 献血者から採血した200 mlあるいは400 mlの血液から色々な種類の輸血製剤が作られる。全成分の入った全血液、赤血球濃厚液、血漿(けっしょう)製剤、血小板製剤の四種類が主。白血球製剤は危険が大きく現在は使用されない。

 採血バッグに採血してすぐ血漿を分離し、残った赤血球をたくさん含む血液が赤血球濃厚液である赤血球が約70%含まれる。

 血漿成分はもともと血液の55%を占めているが、その15%分は赤血球濃厚液に残し、のこり40%分は凍結保存。これを新鮮凍結人血漿といい、必要な時に解凍して使う。血友病の患者に不可欠な凝固因子製剤や血漿蛋白成分のアルブミン製剤の製造用に、血漿の大半は使われるべきもの。しかし、日赤がこれら製剤用に血漿を十分に供給しないため、日本はアルブミン製剤を輸入に頼り、新鮮凍結血漿の供給過剰状態になっている。

 血小板を多量に含む血漿は濃厚血小板血漿という。血小板と血漿は、目的の成分だけ5〜20回分相当量を分離して残りをもとの体に戻す成分採血が主流になってきている。

(日経新聞1998年10月19日付改変)

 

 

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