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star01e.gif 骨粗鬆症 カルシウム不足など原因star01e.gif

 

  

  

 骨は常に新しいたんぱく質とカルシウムを取り入れながら分解し新陳代謝している。カルシウムの貯蔵庫でもある。食事中に不足すると骨のたんぱく質やカルシウムも不足して骨が軟らかくもろくなり骨折しやすくなる。これが骨粗鬆症。

女性の3人に一人から半数は生涯に1度は骨折すると言われる。男性は女性の3分の1くらい。背骨や大腿骨が骨折しやすい。背中が曲がるのは圧迫で背骨がつぶれるため。

 骨粗鬆症になりやすい条件はカルシウム不足、運動不足、閉経、ステロイドホルモン剤、栄養不良、ある種のホルモン異常、過剰なアルコール、喫煙など。

 X線撮影で確認できるのは高度な粗鬆症。骨のカルシウム量を推定する骨密度計で骨密度が少ない人は骨折しやすいことが調査で分かってきた。種々の方法で骨密度が減少するのを防止することができることも判明しているのだが、骨折を減少させるかどうかはまた別である。

 閉経後の女性に卵胞ホルモンを補給する療法は副作用を別にすれば骨折予防効果は明瞭だ。薬としてのカルシウムの補給やビタミンDを補給すれば骨密度の減退を防止する。しかし、すこし骨密度の低い程度の人の骨折を減少させるかどうかは確認されていない。

 成人のカルシウム必要量は男性や閉経前の女性は1日約800mg、閉経後の女性は1000から1500mgとされている。骨粗鬆症の予防には、カルシウムやたんぱく質が不足しないこと、適度の運動などが最も大切である。

日経新聞1998年12月28日付改編

 

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