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star01e.gif ショック 出血多量・薬など原因様々star01e.gif

 

  

  

 あんな素敵な夫婦が離婚。ショック!と言う時の「ショック」と、医師が「患者さんはショックになったあと、重体です」という場合のショックとはもちろん意味がちがう。

 病院で使うショックは、重要な臓器への血液の循環が極度に悪くなった状態をいう。血圧が極端に下がり(大抵は最高血圧が90未満になる)、手足や額などに冷や汗をかいて、冷たくなる。重症のショックは命とりになる。

 ショックの種類には、出血多量によるもの、心筋梗塞や重症の不整脈で心臓が血液を送り出せない心原性のもの、菌が全身に回る敗血症性のもの(熱で体は温かいことが多い)、薬によるものなどがある。

 薬剤によるショックには主に、アナフィラキシー型と中毒型がある。

 アナフィラキシー型ショックは、ペニシリンなどの抗生物質のように、大多数の人は何ともないのに、ある薬剤がある人にだけ強烈な反応を生じてしまう。じんましん、のどのゼーゼー、呼吸困難が特徴。

 中毒型ショックは、薬の過剰が原因である。不整脈の薬や吐き気止めなどは量を増やすとだれでも血圧が下がり、ショックとなる。ジンマシンや呼吸困難は起きない。

 このほか、解熱剤は副作用が少ないと言われる坐薬でも非ピリン系でもショックは起きやすい。お年寄りや小児はできるだけ使わない方がよい。

日経新聞97年6月2日付改編

 

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