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star01e.gif 心エコー検査 計測組み合わせ、機能評価star01e.gif

 

  

  

 心不全の状態の正確な把握や原因の診断、治療効果の判定などに欠かせないのが心エコー検査だ。

 他の臓器の場合と違い、常時激しく動いているものを検査する。通常のエコー検査が、Bモードと呼ばれる断層像を主に用いるのに対して、心エコーはMモードという方式や、ドップラー法、カラードップラー法など種々の方法を駆使する。

 Mモードでは、弁や心筋のエコー像を時間とともに連続して記録する。その像を解析することによって、弁の動く速度、心筋の厚さの変化、心室や心房の内径の変化などが計測できる。心臓の機能を評価するためには不可欠な検査だ。
 

 ドップラ−法では、血液の逆流や血流の異常な早さで、閉鎖不全や狭窄(きょうさく)の程度なども分かる。カラードップラー法では、血流が手前に向えば赤、逆に向けば青で表示され、血流が早ければ明るく、流量が大きければ大きく表示される。心臓弁膜症の逆流や狭窄、生まれつき心臓の壁に穴が開いているばあいを調べるのに威力を発揮する。

 このように、心エコーでは、断層法およびカラードップラー法により、心臓の形、弁や筋肉の動き、血液の流れをリアルタイムで観察し、ドップラー法やMモードで、心肺の機能の評価が可能となる。

 心エコー検査によって、以前に比べ心臓の検査は医師にも患者にとっても飛躍的に楽に、しかも正確に実施できるようになった。

  (日経新聞1999年5月17日付け改変)

 

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