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心不全の原因で比較的多いものに心臓弁膜症によるものがある。溶血性連鎖球菌(溶連菌)等によるへんとう炎で抗生物質が不十分だと 溶血性連鎖球菌(溶連菌:ようれんきん)などによる扁桃炎で抗生物質が不十分だと弁に炎症が生じてかさぶたができ、弁の先端や周辺が分厚くなってくる。弁が閉じるべき時きちんと閉じず血液が逆流する。だからこの状態を「−−弁閉鎖不全」とか「−−弁逆流」呼ぶ。 また、弁を開く時にも完全には開かず、血液の通り道が狭くなる。この状態が「−−弁狭窄(きょうさく)」だ。いずれにしても血液を送り出す効率が悪くなるがそれを押して必要な血液を通そうとするから、余分の力が必要になり、心臓が肥大してくる。こうしてだんだんと送り出しにくくなった血液が溜まってきて心不全を起こしてくる。炎症で起きてくる弁膜症をリウマチ性弁膜症という。 左心房と左心室の間に僧帽弁があるが、これがやられると壁の薄い左心房が大きくなり、比較的早くから心不全の症状がでる。次に弁膜症になりやすいのは大動脈弁だが、これがやられても左心室の壁は分厚いので、なかな心不全にはならない。しかし、心不全になった時にはすでに手術に耐えられない状態になっていることがある。症状が軽くても早い目に手術を考えた方がよい。 また、僧帽弁を引っ張っているひものようなものが切れると弁が逸脱し、一気に閉鎖不全となり、一、二日から数日で強い心不全になる。 (日経新聞1999年5月10日付け改変) |
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