(2007.2.23号)

『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No76

厚労省に要望書提出(2007.2.21)
死亡とタミフルの因果関係を認め、警告を

2月16日愛知県蒲郡市における死亡事故に接し、NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)では、2月21日以下の2点をはじめ6項目の要望書をまとめて厚生労働省に対して提出しました。

  1. 異常行動、異常行動による事故死、ならびに睡眠中の突然死などとの因果関係を速やかに認めること
  2. タミフル使用後の異常行動や異常行動による事故死例はタミフルによる可能性が強いことを、緊急情報として医療関係者ならびに国民に、確実に警告すること

要望書の全文はこちら

NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)では、これまで、タミフルの害について警告してきましたが、2006年7月の沖縄県の男子中学生の転落死に続き、2007年2月16日愛知県蒲郡市でも、タミフルを服用した14歳の少女がマンション10階から転落死しました。米国食品医薬品局(FDA)大部分日本からの報告を分析し、従来のインフルエンザの経過では説明ができず、報告した日本の多数の医師がタミフルとの関連を指摘していることから、改めて警告をしました。異常行動からの事故死や突然死とタミフルとの因果関係は、これまでの症例の集積、動物実験からみる薬理作用や毒性からみて明瞭です。このことを、すでに『薬のチェック』では2年前から繰り返し指摘してきましたが、また犠牲者がでてしまいました。

これ以上犠牲者を出さないよう、NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)が厚生労働省に対して提出したものです。

なお、薬害タミフル脳症被害者の会からも要望書が提出されています


市民患者が「ほんまもん」の情報を持つことが真の改革につながる
薬の「ほんまもん」情報は『薬のチェックは命のチェック』で!!