タミフルによる異常行動を起こす仕組みの解明
について、No112で速報しましたが、
その内容を英国医師会雑誌に電子版に、
オセルタミビルによる精神神経系害反応の機序が明確になってきた
Mechanisms of neuropsychiatric reactions to oseltamivir become clearer.
と題してコメントしたところ早速掲載されました。
その日本語訳を掲載いたします (一部日本語の慣用的表現を採用したので直訳と少し異なります)。
異常行動は、覚醒剤などとは異なる機序で起きること、 むしろ大量では呼吸を止める作用もあるベンゾジアゼピンやバルビタールなど睡眠剤、 鎮静剤などと同じ方法で、幻覚を誘発させるドパミンを脳内に増加させることによることが、 ほとんど確実になってきました。