(2012.11.09号)

『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No161

英国医師会雑誌(BMJ)のキャンペーン
日本語訳をつけました
タミフルをはじめ、薬剤に関するデータの公開を求める

インターネット速報No.160で、2012年10月29日に英国の新聞「タイムズ」[1]が「製薬企業はクリーンにならねば」(Drug companies must come clean)と題する「臨床試験データの公開を求める」研究者らの声明を掲載したこと、および、英国医師会雑誌(BMJ)が同日、臨床試験情報の公開を求めるキャンペーンを開始したこと[2-4]をお知らせしました。

それぞれの英文文献のリンクを示して、要旨を載せたものでしたが、その後、BMJ誌編集長から日本語訳掲載の了承を得ましたので、速報No.161としてアップいたします。

なお、2012年10月17日に行われた、タミフルの情報非開示の取り消しを求める訴訟における、原告本人尋問での発言について、速報No161でお知らせする、としましたが、この日本語訳(速報No161)に続く、速報No162でお知らせの予定です。

また、

4)Observations:Open letter to Roche about oseltamivir trial data. は翻訳完了次第No160およびNo161に追加掲載し、

1)TIMESに掲載されたLetter to the Editorの翻訳は、許可が取れ次第、同様に追加掲載する予定です。

参考文献

  1. THE TIMES: Oct 29.2012 Letter to the Editor
  2. Editorial: Clinical trial data for all drugs in current use. BMJ2012;345:e7304
    日本語訳はこちら(pdf)
  3. Feature:Open Data Campaign:Tamiflu: the battle for secret drug data:BMJ 2012; 345 doi.
    日本語訳はこちら(pdf)
  4. Observations:Open letter to Roche about oseltamivir trial data. BMJ2012;345:e7305

市民患者が「ほんまもん」の情報を持つことが真の改革につながる
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