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No.38 [特集] 高血圧とくすりパート1 2010年4月 発行
ガイドラインが病人をつくっている
[第2特集] 子どものアトピーにステロイドはいらない

季刊誌38号

高齢者とくすり第2弾は「高血圧とくすり」です。

血圧は低いほうがいいのでしょうか?
高い血圧は薬剤を飲んで下げるほうがいいのでしょうか?

「高血圧症」と診断された読者からの相談に浜医師が答える中で、必ずしも血圧を薬剤で下げる必要はない、 ということがお分かりいただけると思います。

「血圧が高い」と医師が診断する根拠は「高血圧治療ガイドライン」なのですが、これは正しいのか?

年相応の血圧値はどのくらいなのか。
どの程度の血圧値ならば薬物治療をしたほうがいいのか。

そういうことを今回はみていきます。

(次号も「高血圧とくすり」を取り上げます)


もくじ

  特集 高齢者とくすり(2)高血圧とくすりパート1
 ■ ガイドラインが病人をつくっている ー 相談例3つ:浜六郎さんに聞く
   血圧が高めだけの場合:気分がフワーっとするのは降圧剤が原因でしょうか?
   心臓バイパス手術をした場合:12種類のくすり、全部飲むべきでしょうか?
   腎臓がん手術後:77歳、血圧120なのに下げるの?
 ■ 高血圧治療ガイドラインってどんなもの?
   治療方針はどう変化してきたか      編集部
   目標は「元気で長生き」         浜 六郎
   高血圧と言われたら、薬を飲む前に
 ■ 医師の“わかりやすい説明”にご注意を    隈本邦彦
 ■ 脳梗塞後のリハビリと薬 ー チーム医療で薬を減らしてリハビリが進んだ
  連載
 ■ リレーエッセー  年のはじめに仲間と語り合ったこと 春本幸子
 ■ 医師国家試験に挑戦しよう!             木元康介
 ■ コーヒー無礼区                   坂口啓子
 ■ みんなのやさしい生命倫理(38)生老病死(8)    谷田憲俊
  海外情報 番外編
 ■ タミフルの効果に疑問符          林 敬次
  第6回医薬ビジランスセミナーから
 ■ アトピーへのステロイドの影響       藤澤重樹
   ー 長期に使うほど自然治癒を遅らせる
   <編集部より>補足
 ■ アトピー皮膚炎はアレルギーではない    浜 六郎
   ー 内因性アドレナリン・ステロイド離脱仮説
 ■ 参加者との質疑応答
 ■ ステロイド外用剤の害(副作用)   編集部/隅田さちえ
 ■ 付録:主なステロイド外用剤の強さ一覧
  その他
 ■ 質問箱(1)主治医に紹介状を書いてもらうには
      (2)口内粘膜へのステロイド外用剤の長期使用は大丈夫?
      (3)垢では死なないとは言うものの、ほんとに大丈夫?
 ■ 読者の声
 ■ 医師国家試験の解答
 ■ 書評
 ■ 用語解説
 ■ 次号予告:高齢者とくすり パート3:高血圧とくすり(2)
 ■ バックナンバー一覧
 ■ 書籍申込用紙
 ■ 編集後記/奥付