医薬ビジランスセンター(NPOJIP)へようこそ

No.37 特集 高齢者とくすり (第2特集  「インフルエンザで亡くなった」は本当?)2010年1月 発行

季刊誌37号

「高齢者とくすり」第1回は皮膚疾患を取り上げました。しかし、取材を進めるうちに「くすり」からドンドン離れて いってしまいました。と言うのも、薬剤治療をほとんど必要としない、ということになってしまったのです。なぜ そうなのか?は本文をお読みください。

もう一つの特集は「インフルエンザ」です。35号や36号でも取り上げましたが、 いわゆる「新型」インフルエンザを巡るおかしな風潮がおさまりそうもなく、「ほんまもんの情報」を 提供することで少しでも風穴を開けたいと、しつこく特集しています。

第3特集は2008年11月に開催した第6回医薬ビジランスセミナーの分科会のうち 「アトピー性皮膚炎」を次号と2回に分けて誌上再録します(注)

注:セミナー報告関連は、33号で「疫学入門:喫煙と肺がん」、34号で「基調講演:浜六郎」、 36号で「インフルエンザ」を再録しています。


もくじ

  特集 高齢者とくすり(1)皮膚疾患とくすり
 ■ 何歳からが高齢者?
 ■ 専門医に聞く ー 隅田さちえさん
   入浴しないのが皮膚の健康のため、って本当?
 ■ 質素で単純がいちばん 高齢者の皮膚を健康に保つために
 ■ グループホーム訪問 皮膚がきれいになった
 ■ おもな外皮膚用剤の強さ一覧
  第2特集 インフルエンザ
 ■ 子どもたちはタミフルなしで大丈夫     高木泰子
 ■ 京都大学が休校しなかった理由       田中真介
 ■ 「インフルエンザで亡くなった」は本当か? 浜 六郎
 ■ 厚生労働省との面談報告          坂口啓子
 ■ WHO、CDCは水戸黄門の印籠か?     木元康介
 ■ 中外製薬協賛:座談会
 ■ スペインかぜの死亡原因はアスピリン    編集部
 ■ 今回のインフルエンザ“狂騒”に思うこと  薬害タミフル脳症被害者の会
  第6回医薬ビジランスセミナーから
 ■ アトピーの自然治癒に向けて         編集部/隅田さちえ
 ■ アトピー性皮膚炎治療ガイドラインの問題点  隅田さちえ
 ■ 小児科医の立場から:アトピー性皮膚炎と栄養 谷口洋子
  連載
 ■ 医師国家試験に挑戦しよう!       木元康介
 ■ リレーエッセー  ナチュラル派の言い分 向井万起男
 ■ コーヒー無礼区             坂口啓子
 ■ みんなのやさしい生命倫理(37)生老病死(7) 谷田憲俊
  その他
 ■ 医師国家試験に挑戦しよう! 解答と解説
 ■ 質問箱(1)若者の尿蛋白に治療は必要か?
      (2)インフルエンザワクチンでウイルス量が減少?
      (3)リレンザの危険性は?
      (4)子どもがインフルエンザに罹ったとき「5日間休む」でよいか?
 ■ 読者の声
 ■ 書評
 ■ 用語の解説(記事に出てくる医学用語や統計学用語などを解説)
 ■ 次号予告
 ■ バックナンバー案内/常備店
 ■ 書籍申込用紙
 ■ 編集後記