薬のチェックは命のチェックで取り上げた書籍を紹介しています。
陣痛促進剤による被害を考える会著/さいろ社
母親が赤ちゃんの出すホルモンの合図を受けると、出産の準備である陣痛が経まり、ゆっくりと赤ちゃんは生まれてきます。それが人間の出産の自然なリズムです。しかし、現在日本の多くの病院では、医療者の一方的な都合によって、出産の時間帯が調節されている現実があります。陣痛促進剤が使われているのです。本来必要のない母親に陣痛促進剤が使用されている、そんな日本の現状が被害者の経験(子宮破裂や胎児仮死、胎盤早期剥離など)も織り込んで詳しく述べられています。また陣痛促進剤の種類、本来あるべき正しい使用法の解説も豊富です。そして、安全な出産をするために何に注意したらよいかについても書かれています。赤ちゃんを殺さないためにも、命を守るためにも、これから出産する妊婦さんはもちろん医療者にも是非読んでほしい1冊です。(ど)
■四六判:216ページ/¥1,500 (税別)
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