書評コーナー

「薬のチェックは命のチェック」で取り上げた書籍を紹介しています。

季刊誌23号より

のんではいけない薬—必要な薬と不要な薬

浜六郎著／金曜日

「週刊金曜日」で反響を呼んだ連載に最新情報を加味して全面改訂し、単行本化。大切な医薬品情報について、本物の「良い薬」と、薬とはいえない、むしろ百害あって一利なしの「物質」、あるいは「悪い薬」に明確に分けて解説したものです。例えば「花粉症・アレルギー性鼻炎の薬」の項では、「必要」はクロモグリク酸、「限定使用」はジフェンヒドラミンやマレイン酸クロルフェニラミン、フェキソフェナジン、ロラタジン、エバスチン。「危険」は・・・という具合。薬剤リストには商品名となぜそう判断するのかのコメントもあります。他に抗うつ剤、気管支喘息の薬、循環器病の薬、ビタミン剤、肝臓の薬など。個々の薬剤についてさらに詳しく知りたい人は「薬のチェックは命のチェック」の各特集をどうぞ。（さ）

■ 四六判：248Ｐ/1,000円（税別）

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