「薬のチェックは命のチェック」で取り上げた書籍を紹介しています。
母里啓子・著/双葉社
帯に「ウイルスを学んだ者の常識です! 効きません」。
著者は伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)でウイルス学を修め、国立公衆衛生院疫学部感染症室長や横浜市内の保健所長などを歴任したウイルス学の専門家。
一貫してインフルエンザワクチンは要らない、といい続けています。
そして「打っておいたほうがいいどころか、害毒」とまで言い切っています。
ならばなぜ、新聞、雑誌、テレビなどまるで世を挙げて「インフルエンザにかからないためにワクチンを打ちましょう」なのだろう?
それは、メーカーにも医者にも儲かるいい商売だから。幸か不幸か、インフルエンザワクチンは効かない。
そしてインフルエンザウイルスはこの世からなくならない。だから永遠にワクチンメーカーは商売ができる、と著者は言います。
本書を読むと、インフルエンザワクチンがいかに効かないものか、インフルエンザワクチンの正体がわかってきます。
インフルエンザにかかったときの具体的な対処法も述べており、批判だけの書ではない。
これを読んで、それでもワクチンを打つ、という勇気ある人はいないのでは?(さ)
■ 18.8×13cm 205頁/本体価格1000円(税別)
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