■佐藤 健二 (著), 佐藤 美津子 (著)
■出版社: 子どもの未来社 (2010/9/1)
■ISBN-10: 4864120080
■ISBN-13: 978-4864120081
■A5版 152ページ
■価格1500円(税別)
表紙を開いて口絵を見て心が折れそうになりました。私がこの子の親だったら、 脱ステロイドのリバウンドでこんなにもむごい状態になるのを我慢できるだろうか、と。 約7か月後、かわいい表情を見て、ほんとうにホッとします。
本書は、赤ちゃんや子どものアトピーにステロイドを使わない治療を実践している 小児科医と、成人アトピーの治療に関わっている皮膚科医とによる、患者やその家族のための本です。
第1章「親の不安を乗り越えて、よくなった子どもたち」、第2章「アトピー性皮膚炎はどんな病気?」、 そしてたくさんのQ&Aで構成されており、赤ちゃんや子どもの湿疹は自然治癒する、治まるまで時間がかかる かもしれないが、ステロイドやプロトピックは使うべきではない、アトピーは食物アレルギーやIgEアレルギーで 起きる病気ではない、という視点が基本にあります。「本書の読み方」には、ステロイドやプロトピックを 使ったことのない人や最近3か月は使っていない人、これらを使用中の人、妊娠中や母乳を与えている人、 それぞれの状況によって先に読んでほしい章を示しています。(さ)