■大櫛 陽一 著/永岡書店
■ISBN-10: 4522430914
■ISBN-13: 978-4522430910
■18.4 x 13 x 2 cm 208頁 価格1000円(税別)
「あなたの健康常識は間違っている」と、コレステロール値に関する誤った認識をバッサリ斬るページから始まる。 心筋梗塞や脳卒中、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防と治療、それらを防ぐための食事方法などにまで言及した、 健康が気になる現代人にとってとても大切な情報が詰まった一冊です。
コレステロールに悪玉などはなく薬剤で下げる必要のないこと、動物性脂肪よりも炭水化物の摂取を控えるべきこと、 メタボ健診は医療費の無駄使いに他ならないこと、これまで「常識」とされてきたことが、次々と塗り替えられていきます。 また、その「常識」こそが、多くの人を不安に陥れ、新たな「病人」を作ってきたのです。 「総コレステロール値」の基準値を下げ、それに異論が挟まれると「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」 に値を衣替えして目くらませを謀り、何の基準もなく男女の腹囲を設定する…。その背景に、 製薬企業から莫大な寄付を集める、ある医師の存在を著者は指摘しています。
世界一の長寿国でありながら、健康不安が高い日本人に対して著者は言います。 健康診断の厳しすぎる基準値によって「病人」に仕分けられる人が多いからではないか。(み)